赤旗の記事で、過労死が出た電通に対して、厚労省が以前に労働時間短縮に取り組み、法令違反のない企業であると認定していたとありました。
今朝10/26の赤旗のこの記事読んで、さすがに、えー(゜ロ゜;ノ)ノとなった。
厚労省は昨年も、電通を「時短に取り組む企業」と認定していた! 13年には男性社員が過労死し、14~15年には長時間労働で是正勧告も出てたのに。 pic.twitter.com/iOEfDKFx5x— 雇用のヨーコ (@koyounoyooko) 2016年10月26日
これについては、ホワイト企業が認定しにくい事についての記事でも書いた通り、実態が把握しにくい問題や、利権が絡む問題、そもそもの指標が不完全などの問題があります。
今回はそれとは微妙に別の視点の記事を。
電通の過労自殺の記事では、電通の体質の問題も指摘されておりますが、過労死された方が配属された部署の問題も方々で指摘されています。例えば、ライブドアニュースでは、
ある若手の電通社員は、高橋さんが配属された部署は「若手社員のなかでも評判の『行きたくない部署』だった」と言う。
「関連会社からの出向社員が多く、本社の若手社員が『本社なのに、その学歴なのに、こんなこともできないのか』と叱責(しっせき)されたり、意図的に間違えた指示を出されたりと、パワハラが常態化していたと聞いています」
過酷電通に奪われた命、女性新入社員が過労自殺するまで 2016/10/18 ライブドアニュース
とあります。
たとえ平均的な勤務時間が長くなくても、部署が数多にある大企業では、激務となる部署がある事も少なくありません。特定の部署でのみパワハラが横行しているという事も然り。そして、これは個々の企業の評判だけでは見抜くのが難しいです。また、過労や労働問題でニュースになる場合、企業名が大きく公表される事がほとんどですが、部署名は記事内で少し触れられるにすぎません。にちゃんねる等のネットでも、「ブラック企業ランキング」みたいなものがありますが、部署単位では出ていません。
勤務先が「ブラック企業」でないとしても、「ブラック部署」になる可能性はあるという事は頭に入れておいて良いでしょう(念のためお断りしておきますが、電通がブラック企業ではないと言っているわけではありません)。もっとも、そういう部署が出来る企業も、企業としての問題はあるでしょうが…。
にほんブログ村
宜しかったらクリックお願いします